2015年09月24日

塗装の色流れ・色止め

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塗装が終わりいよいよ色止め、最初のどぶ漬けです。
色々な方法があると思いますが、僕がやっている方法をご紹介します。
そもそも色流れとは、どぶ漬けにセルロースセメントを使用している場合に起きます。



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セルロースセメントは下地を溶かしながら硬化していく性質があり、それによって回数を重ねるとバルサ材で作ったミノーを硬く丈夫に出来ます。
保管も長期間出来るのでミノー作りでは使っている方も多いです。

その「下地を溶かしながら硬化していく」というのがアダになり、綺麗に塗装してもセルロースセメントにどぶ漬けすると、塗装面が溶かされ色流れが起きます。



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色流れは、名前の通り色が流れる場合もあれば、写真のように塗装が溶けて浮かされ、まだらになったり薄くなったりもします。



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色止めに成功すると、このようにキレイに仕上がります。

せっかく時間を掛けて作って綺麗に塗装しても、ここで色流れが起きると全てが台無しになってしまいます。



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色流れしても魚を釣るのに問題はないのですが、そこは作り手のこだわりです。
どうせなら綺麗なミノーで綺麗な魚を釣りたいものです。


色止めの方法は色々あるのですが、僕なりに調べて現在実践している方法をご紹介します。

ちなみに、僕は溶剤などに詳しい知識がある訳ではないので、あくまで素人なりに調べて実践しているということをご理解下さい。

逆に、もっと簡単で良い方法があるという場合は教えて欲しいです。




まずは塗装時の注意点として、リターダーが入っているシンナーで希釈(薄め)します。
リターダーとは塗料などの乾燥を遅らせるものです。



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シンナーにリターダーを添加しても良いのですが、手っ取り早くこのレベリングシンナーを使います。
このシンナーは初めからリターダーが添加されています。



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リターダーを入れる理由は塗装に艶が出るのもありますが、乾燥が遅い分塗装を下地にしっかり食い込ませるところにあります。

塗装が全て完了したら(黒点を除く)24時間乾燥させます。



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色止めはセルロースセメントとうすめ液を使います。
この時に注意したいのはリターダーは添加しないこと。
理由はリターダーの方が溶剤として強いので、塗装にはリターダーを入れ、色止めにはシンナーで薄めた物を使う。
要は溶剤の強さの差を利用して色止めするということです。


セルロースとうすめ液を1対1くらいで割り、それをエアブラシで吹きます。

最初は荒吹き(砂吹き)します。
荒吹きは砂がかかったような感じに、表面をざっと吹きます。

まばらでも構いません。
すぐに乾燥しますが、やる時はミノー3〜4個を順番にやると乾燥をまたなくて良いので効率が良いです。

それを10〜12回やります。
徐々に厚くしていき、全体にまんべんなく吹き付けます。



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その後に本吹き(艶吹き)します。
艶が出るくらいしっかりと吹きます。

これを3〜4回やります。



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色止めが終わったら24時間乾燥させます。



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色止め後、最初のどぶ漬けはセルロースをうすめ液で30%ほど薄めた物を使います。
別の容器に専用に用意しておくと便利です。
この時もリターダーは入れてはいけません。うすめ液のみです。



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そして24時間乾燥。

この段階で色流れしていなければもう安心です。

後は通常のセルロースでトップコートします。

僕の場合は1回目のどぶ漬け後に黒点を水性ペンでいれます。

以上が僕の色止めの方法です。


興味のない方には退屈な記事で申し訳ないのですが、色止めは悩んでる方も多いので、参考になればと思います。





posted by tosu at 22:35 | 北海道 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | ハンドメイドルアー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
キレイな写真すばらしいですね。
わたくしはバスですが、ハンドメイドルアーで・・・と日々ディッピングしております。
色落ちに対して試行錯誤でしたが、偶然にも同じレベリングシンナーとセルロースの缶で、次は本吹きというところまで来ました。
(今度は良い予感がします。)
Posted by Tanac at 2017年02月28日 16:25
コメントありがとうございます。

色流れは難しいですよね。
僕も何度も悲しい目にあっています。
しかしキレイに出来たときは感動すらありますよね 笑

無事完成することを祈っています!
Posted by tosu at 2017年02月28日 18:44
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